図書館
地域図書館
- 貸出し機能に重点がおかれ,開架式が望ましい。
- 規模計画の目安は,概ね 50[冊/㎡]で概算できる。
一般閲覧室
- 面積は,4~6人掛けの場合 1.6[㎡/人]で概算できる。
児童閲覧室
- 一般閲覧室とは分けて開架式とする。
- 単位面積当たりの収容量は,児童用の開架書架のほうが一般用の開架書架よりも少ない。
出納カウンター(コントロールデスク)
- 閲覧室・書架を見通せるように配置。
ブラウジングコーナー
- 軽読書室のこと。
- 図書館の入口近くに設置。
レファレンスコーナー
- 目録室や出納デスクの近くに設置。
書架の収容量
- 開架式書架:170~180 [冊/㎡]
- 閉架式書架:230~280 [冊/㎡]
- 集密書架 :440~640 [冊/㎡]
移動式書架
BDS(ブックディテクションサービス)
資料の貸出し時に消磁,返却時に帯磁することによって,館外への資料の無断持ち出しを感知し,館内へ私物を自由に持ち込めるように考案された電波・磁気を利用した機械装置。
図書館の例(平面図)
博物館・美術館
公立博物館
公立博物館の展示・教育活動関係部門と保管・研究関係部門の標準面積は,同程度とされている。
1回の観賞の限度
1回の観賞の限度は,壁面の長さ400m程度。適当な位置に鑑賞時の疲労を和らげる休憩スペースを設ける。
展示室
人工照明を基本とする。自然採光を補助的に用いて,人工照明と併用する方法もある。
照明
演色性の良いハロゲンランプや白熱電球,高演色蛍光灯を用いて,熱による損傷を防ぐために防熱フィルターや反射板を設ける。
収蔵庫
躯体の内側に杉などの木材による内壁を設けて,その中間の空気層を空調する。
燻蒸室(くんじょうしつ)
荷解き室から展示室あるいは収蔵庫に至る間に設ける。
博物館・美術館の例(平面図)
コミュニティ施設
- 計画初期の段階から設計・管理・運営の段階に至るまで,住民を交えて進めることが有効である。
- 類似施設を複合化することによって,単独施設の場合に比べて,有効面積の増加と投資負担の軽減というメリットが得られる。
確認問題(YouTube)
参考文献:1級建築士試験 学科 ポイント整理と確認問題(総合資格学院)
参考リンク集
一級建築士学科試験対応版 重要ポイント整理と確認問題
二級建築士学科試験対策にも活用してください。
学科Ⅰ(計画)
学科Ⅱ(環境・設備)
学科Ⅲ(法規)
学科Ⅳ(構造)
学科Ⅴ(施工)
一級建築士学科試験過去問
【hint!】「言うまでもなく,過去問対策は重要です。」
二級建築士学科試験過去問
【hint!】「基礎対策に二級建築士学科試験は,基本的な良問が多いです。」
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