一級建築士学科試験 重要ポイント整理と確認問題「環境・設備」04【室内気候と気象】

一級建築士学科試験 重要ポイント整理 2-04 学科Ⅱ環境・設備

気象

ビル風

高層建築物によって周囲の風の特性が変化し,強い風速や風の乱れができる現象。

風速増加率

高層建築物を建設する前の風速に対する,建設後の風速の比率。

デグリーディ(度日)

その地域の寒暖を表現するバロメーターで暖(冷)房期間中の暖(冷)房用室内設定温度と日平均外気温との差を累積したもの。単位は[℃・day]または[度・日]。

地球温暖化

人間の活動が活発になるにつれて,地球全体の平均気温が急激に上がり始めている現象。

ヒートアイランド現象

都市部の気温が郊外より島状に高くなる現象。

温熱環境

  • 温熱環境の6要素: 気温湿度気流放射ふく射)・代謝量着衣量
  • 室内の上下温度差は,椅座位のくるぶしと頭で℃以内が望ましい。
  • 低温でも高湿なら寒さがやわらぐ。
  • 気流の乱れや吹き出し温度差が過大であれば,平均風速が低くても不快に感じることがある。

温熱環境指標

温熱環境指標
湿






内容
PMV
(予想平均温冷感申告)
-3(寒い)から+3(暑い)の7段階で評価。
-0.5 < PMV < +0.5 が快適範囲。
ET*
(新有効温度)
任意の環境にいる人間が,湿度50%,MRT=室温
とした仮想環境で温冷感上等価となる時の室温。
ET
(有効温度)
×××任意の環境にいる人間が,湿度100%,
無風の仮想環境で温冷感上等価となる時の室温。
CET
(修正有効温度)
××ETの室温をグローブ温度で測定したもの。
OT
(作用温度)
×××静穏な気流では,室温とMRTとの平均値

グローブ温度

放射の影響を考慮した温度。表面が黒のつや消しの直径15cmの銅製グローブ球の中に,温度計を挿入して球内の温度を計る。

グローブ温度計
グローブ温度計(出典:ミドリ安全)

平均放射温度(MRT:Mean Radiant Temperature)

放射の影響を考慮した指標で,近似的には室内壁の平均表面温度をいう。

室内空気汚染物質

室内空気汚染物質発生場所症状
レジオネラ属菌冷却塔・24時間風呂など劇症肺炎
アスベスト(石綿)断熱・防火・吸音材料など塵肺,肺がん
ホルムアルデヒド合板・接着剤・仕上加工剤などシックハウス症候群など
VOC(揮発性有機化合物)ワックス・塗料などシックハウス症候群など
ラドン土壌・骨材・石炭など肺がん
オゾン乾式コピー機など目,鼻,喉の炎症

シックハウス症候群

建築材料等から発散する化学物質による室内空気汚染等によって引き起こされる,めまい,吐き気,頭痛,喉の痛み等の健康被害をいう。
住宅の高気密化や高断熱化が進み,ホルムアルデヒドや VOC(Volatile Organic Compounds)を放散する内装材が多用されるにつれて,問題となっている。

室内空気環境基準

評価項目許容値
温度17~28[℃]
湿度40~70[%]
気流速度0.5[m/s]以下
浮遊粉塵0.15[mg/㎥]以下
二酸化炭素1,000[ppm](0.1[%])以下
一酸化炭素10[ppm](0.001[%])以下
ホルムアルデヒド0.1[mg/㎥]以下

確認問題(YouTube)

参考文献:ポイント整理と確認問題(総合資格学院)

参考リンク集

一級建築士学科試験対応版【重要ポイント整理と確認問題】

二級建築士学科試験対策にも活用してください。

学科Ⅰ(計画)

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学科Ⅱ(環境・設備)

01 「日照・日射
02 「採光・照明
03 「色彩

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