エキスパンションジョイント
エキスパンションジョイント (Expansion joint,movement joint) とは,異なる性状を持った構造体同士を分割し,構造物にかかる破壊的な力を伝達しないようにする継目である。地震,温度変化による伸縮,地盤が不均一なため発生する不同沈下など,様々な外力を吸収するために設けられ,損壊を最小限に抑える役割を持つ一般的な建築金物である。エキスパンション (expansion) とは,拡大・膨張を意味する。図面上はExp.Jと表記される。(引用元:Wikipedia)
重心と剛心
- 重心:層剪断力の合力点
- 剛心:水平剛性の中心(壁が偏在すると,剛心は壁のある方向にずれる)
ねじれ変形を避けるため,各階の重心と剛心の距離は離れないように耐震要素(耐力壁等)を配置する。
剛性の変化
建築物の各階ごとに剛性の偏りがあると,剛性の小さい階に地震時変形・損傷が集中しやすい。各階の相対的な変形のしやすさの制限値として剛性率0.6以上と規定(令第82条の6第二号イ)
面内剛性
床を伝わって水平力が耐力壁へ流れるが,開口があると伝わらない。また,床の面内の変形が大きくても伝わりにくい。
鉛直荷重時と水平荷重時の隅柱と中柱の応力
短柱(鉄筋コンクリート造)
腰壁,垂れ壁が付くと柱の変形可能長さが短くなり,せん断破壊しやすくなる。
構造スリット(耐震スリット)を設けることで,短柱になることを防ぐ。
連層耐力壁(連層耐震壁)
最下階から最上階まで連続している耐力壁(耐震壁)を,連層耐力壁(連層耐震壁)という。
曲げ降伏は,剪断破壊により崩壊する場合と比べ,急激な耐力低下を生ずることがなく靭性に富む破壊形式である。
塔状建築物
超高層建築物などの細長い構造物に強風が当たると,その両側後方に交互に生じる渦の影響で,風向きと直角の方向に振動を生じ,その振動は,風方向の振動より大きくなることがある。
(試験対策としては,詳細は割愛しますが詳しく知りたい方は,こちらを参照してください。)
確認問題(YouTube)
参考文献:ポイント整理と確認問題(総合資格学院),株式会社 エービーシー商会
リンク集
一級建築士学科試験対応版【重要ポイント整理と確認問題】
二級建築士学科試験対策にも活用してください。
学科Ⅰ(計画)
学科Ⅱ(環境・設備)
学科Ⅲ(法規)
学科Ⅳ(構造)知識編
01 「構造設計の基礎」
学科Ⅴ(施工)
一級建築士学科試験過去問
【hint!】「言うまでもなく,過去問対策は重要です。」
二級建築士学科試験過去問
【hint!】「基礎対策に二級建築士学科試験は,基本的な良問が多いです。」
コメント